1998年11月05日

■ Citrix 登 場 !

俺のマックはどーして仲間はずれなの??か??

(これは、1998年11月に執筆したものです。名称変更等がありましたので加筆しています。2005年7月)

1998年9月25日にWindowsNTの派生バージョンであるTerminalServerEditon(日本語版)が発売されました。これはオラクルのNC(ネットワークコンピュータ:補助記憶装置を持たない安いやつですね。)に対抗するマイクロソフトのWBT(Windows-based Terminal)を動かすサーバとして売り出されました。いわゆる、「シン・クライアントソリューション」というやつですね。しかし、フルスペックで大容量のハードディスクを搭載したPCがどんどん安くなっているご時世では、NCと同じようにWBTも盛り上がりに欠けているので、このTerminalEditionについても、感触は今ひとつの印象です。また、クラサバやイントラネットの技術が成熟しようとしている企業システム分野にとっても、ちょっと別世界的なとらわれ方をされています。まぁ、普通のLAN上で、普通にWindowsが動く環境であれば、とりたてて気にする必要はないでしょう。

BUT!!陳腐なPCがゴロゴロあったり、マックやUNIXが混在する環境、あるいはリモート店舗が沢山あるような環境においては、実は最強のソリューションなのです。 しくみ的には、TerminalEdition中に仮想のNT Workstationを実行させ、クライアントがその画面とマウス・キーボードをキャプチャーする。というもので、ホストのエミュレータを動かす感覚に近いものです。ということは、クライアント側の資源は非常に陳腐でいいのです。また通信トラフィックも微少です。TCO削減という意味でも非常にメリットがあります。

僕らからいわせてもらえば、NT上でシステムを動かす画面がそのまんまなので、現在TCO削減の唯一の選択肢だったJAVAの利用というソリューションより、百万倍くらい安心です!なぜなら、JAVAでシステムをかじった人なら誰でもわかるように、現段階では問題が多すぎるからです。しかし、TerminalEditionだけでは、サポートクライアントはWindows系のみですし、ローカルの資源をアプリケーションからコントロールできません。(ローカルプリンタにすら出力できません。) そこで、登場するのが、シトリックス社のメタフレーム(現在は、Citrix Presentation Server)という製品なのです。こいつが上記を解決させます。早速、環境を作ってマックで動かしました。「げっ!?・・・ちゃんと動いている!?!マジマジ!!」という感じです。笑。マックの中にウィンドウズが開いてしまう感覚です。マックでウィンドウズソフトを動かすソフトがありますが、これは、そういうものと次元が違います。この窓の中は完全なウィンドウズ環境となります。データベースアプリケーションは当然動きますし、サーバーのファイルも触れます。窓の中でも、カナ漢変換も問題ありません!!
ということで、僕らは早速シトリックスを利用した実際のアプリケーションシステムを12月初からユーザリリースします。このお客様は、編集・出版業のお客様なので、社員のかたはほとんどマックを利用されています。その環境に、ウィンドウズNTサーバのオラクルをベースとした販売管理・売上管理システムを導入します。ネットワークプリンタへの出力も問題ありません!!これはイケてます。

しかし、マイクロソフトも今ごろこんな切り札を出してくるとは...やっぱり、世界のやり手王者です。JAVAの混迷を見定めて、投入のタイミングを計っていたような気さえします。シトリックスは、それなりの金額です。ざっくりワンセット100万円です!また、TerminalEditionにアクセスする端末ごとにNT Workstaionのライセンスが必要である、とのお達しもあります。(しくみ上、言っている事はわからんでもないですが...)ということで、ソフトウェア費用は多少かさばります。しかし、いろんな意味で、そういうユーザには、高くない買い物です。

JAVAソリューション??
うーーん、とりあえずやめよっかなぁー、当分こっちのほうがよさそうやん!!

メタフレーム(Citrix Presentation Server)は当社から購入できます。

当社はシトリックスのゴールドリセラー(現在は、プラチナアドバイザーです。ゴールドからプラチナへ出世しましたね。。)です。お問い合わせはゲストブック(Contact us)からどうぞ!

------2005年7月加筆-------
今読んでも、当時の驚きを思い出します。。現在もその驚きの新鮮さを保ちながらメタフレームは進化中です。当社のメタフレームコンサルティング(現在は、シトリックスコンサルティングと呼んでいます。)のページを是非ご参照ください。こちらです。

Posted by smiths at 14:22 | Comments [0] | Trackbacks [0]

1998年08月26日

■ オラクルWEBアプリケーション

オラクルも来た!!

さて、前述のノーツは基本的に排他制御の概念を持たない文書データベースです。つまり、非定型形データを管理するためのツールがコンセプトです。ところが普通の会社で取り扱うデータは、文書や画像等の非定型形データだけではなく、
最終的にBS/PLにつながる定型データのほうが、重要です。

ということで、ノーツのプラットフォームの中に定型データを取り込むことは、もちろん可能です。が、ノーツのコンセプトゆえに、現実的な運用面を考えた情報システムでは、どうしても満足できない部分があるのは間違いありません。

ロータスがeSuiteを発表するちょい前から、オラクルはJAVAとの親和性を高めたコンポーネントを発表しました。同じころOracle8の登場もあり、あまり目立ちませんでしたが、Developer2000のR2.0を中核としたオラクルのイントラネットソリューションは、いよいよ基幹業務にも適用可能なポテンシャルを持って登場してきたのです。

じゃあオラクルか??というと、これまたすべての業務に対応できるかというと、ノーツと逆の問題があります。

結局、どうするのか?という問いには、ノーツとオラクルを両立てする構成しかありません。イメージ的には、同じ機能がダブる印象があります。確かに両社とも単独ですべてOK!的セールスをしていますから無理もないですし、実際ダブる部分もあります。でも、ノーツで管理するデータとオラクルで管理する(すべき)データは根本的に違います。両方導入しても、今ではたいしたコスト増にはなりません。やっと両方のデータベースを意識することなく、ブラウザからハンドリングできるようになったのです。そしてなによりも、構築する側は、当然両方の知識と相互接続するノウハウが必要です。しかし、エンドユーザから見れば一番理想的なシステム構成であると考えています。

一方、巨人マイクロソフトコンポーネントはどうでしょうか?
流石は巨人、ちゃんとやっています。トランザクションサーバの登場により、上記ノーツ+オラクルの構成と同様なシステムがマイクロソフト製品一色で実現可能です。各コンポーネントの接続性から見れば、こちらのほうが確度が高いです。当然ながら...次々と必要な製品を投入し、既存の製品のアップグレードを行うマイクロソフトは、やはりあなどれません。
IIS・TransactionServer・SQL Server・ExchangeServerという構成で、OKでしょう。
唯一、JAVAに関しては今一つ不透明な部分があります。
しかしブラウザはIEで統一されるでしょうから、そこから考えると、こちらの組み合わせも、非常に重要なのですね...もう大変!!

これも、去年の夏頃書いたモノです。あのころは、JAVAしか選択肢がなかったんですよねー!これも今なら言うことが違います。すみません。

Posted by smiths at 14:31 | Comments [0] | Trackbacks [0]

1998年07月01日

■ CSSこそ本命!

WEBページ作成技術の本命CSSの登場!!

まずは、説明する前に、マイクロソフト米国WEBにある、CSSのサンプルページをひととおり見てみましょう。

多分、多少でもホームページ作成にたずさわったことがあるかたなら一様に驚くはずです。なにしろ全部テキストなのですから、ビックリです!!ちまたでは、ショックウェーブやフラッシュがトップページにのっかったサイトがあふれています。でも、これらはプラグインを要求しますし、ファイルをダウンロードしないと始まりません。JAVAアプレットでさえ、起動するのに時間がかかります。いまだに、意味のないJPEGやGIF画像が張り付いたサイトもたくさんあります。

最初はいいですけどね。2度めからは、「勘弁して!」の世界です。だって、本当にほしい情報はテキストの情報であることがほとんどなのですから。通信速度だって、いくらISDNが急速に普及したとはいえ、まだまだ28.8Kbpsモデム接続が前提です。やっぱり、速く表示されること。これが一番重要だと思います。しかし、これまではテキストだけのページは実に味気なく、アマチュアっぽく、逆に読む気をなくしてしまうようなものしか作れませんでした。

しかーーし、このCSSは、テキストベースでできることが格段に増えています!デザインできるのです。これは上記のサンプルページを見れば一目瞭然ですよね。なんつっても、速い速い速い速い...やっぱこうでなくっちゃ!と思ってしまいます。


CSSというのは、CascadingStyleSheetsの略でありまして、W3C(WorldWideWebConsortium)の正式勧告されているものなのです。(現在のバージョンはCSS1。CSS2もぼちぼちらしいです。)ということで全然怪しい技術ではなく、王道!!なのです。
CSSは上記のようなデザインの拡張というより、構造的なHTMLを記述するためのもの。といったほうがその名前にフィットします。つまり、現在横行しているように本文の中にタグを埋め込むのではなく、本文は本文として独立させ、その修飾等は別セクションで行うことにより、より読みやすい保守性のよいHTMLができあがります。本来はこのための技術なのです。

各ページにスタイルを定義するセクションを設けるだけでなく、極論すれば、スタイルのみを記述したものを別ファイル化して各HTMLファイルからリンクする構造まで想定されています。やっとHTMLの世界もプログラミングっぽくなれるわけです。(それを考えると今はほとんど無法地帯ですね...)


でも、とりあえずは、テキストデザインとして腕を振るわない訳にはいかないでしょう!!しかし、大きな問題があります。ブラウザごとに表示イメージが大きく異なってしまうのです!!IE4.0では思い通りいくけど、IE3.02やNN系になると、「さっぱりワヤ...」です。今のところ解決策が見つかっていません。なぜかというと、CSSに関する情報が以上に少ないのです。WEB上でもCSSを解説した日本のサイトはほんのわずかです。どうして?????こんな画期的な技術革新なのに?????ブラウザごとの違いが根本的な原因で普及しないとするならば、ユーザ側から圧力をかけましょう!!

でも、最近の業界を見ていると、どうもブラウザはIE4.0ベースが急速に普及しそうです。そうなると、CSSで全面リニューアルするんですけどね。時期的には、Windows98が発売されてひと段落する今年の夏の終わり頃でしょうか。


ということで、これも去年の春ぐらいですかね...
いまだにCSSは普及していません。
通信速度の全体的底上げ傾向もあり、軽い!だけではあまりメリットがないのかもしれませんね。もう少し時間がかかるでしょう。

Posted by smiths at 14:16 | Comments [0] | Trackbacks [0]

1998年05月26日

■ ビッグバンPOS登場

今回はPOSレジのお話です。

販売管理システムを中心とする仕事が多い僕等にとって、小売業のPOSに関しては、大メーカーさんを相手にシノゴノするのも嫌だし面倒なので、基本的には「静観スタイル」を取っておりました。当然データベースとのインターフェイスはつきものなので、その部分だけ作りこむようなことはやっていましたけど。

さて、そのPOSについても最近は専用POSからパソコンPOSへシフトしているようで、各社とも95やNTをベースにしたものが製品化されています。でも、僕等の印象と経験値からすれば、95やNTをベースにして、「落ちない速いPOSシステム」って多分、怪しい...きっとセールストーク先行型で、実際に導入したユーザの混乱が目に映るような気がしています。正直いって。ましてや発売直後とか完成したばっかりというようなものは、絶対信用できないぞー!と。

先日、アイオニクス沖縄さんのご紹介で、沖縄にあるレイメイコンピュータさんというところにお伺いして、比嘉社長とお話し、レイメイさんが作成した「BigBangPOS」というもののデモをみせてもらいました。このPOSレジは、95ベースのジュニア版とNTベースの本格版がありますが、基本的には同じです。ジュニアのほうが完全なパッケージという区別なのだと思います。

さて、そのシステムですが、数万件のデータをもとにしたデモでしたけど、「か、か、軽いーーーー...」VB・ORACLEベースのシステムを沢山やっている僕等にとってこのレスポンスは、「ちょっとにわかには信じられず...」という感じでした。フロントはVBやC++ではなくデルファイ!だそうですが、データベースは通常のRDBです。(Oracle・SybaseSQL Anywhere(渋い!)・Interbaseが対応RDBです。)いくらデルファイを使ってもここまで違うかなぁ??という感じなので、
やはりファイル構造からして、レイメイさんのノウハウがこめられているに違いありません。というか、一番大きなポイントは、システムそのものが完璧なユーザの視点で作られていることです。つまり、現場担当者の本当の業務・動きの中で必要なオペレーションをトレースし、待ちのストレスがたまらないように作られているのです。これは多大なる経験の上にしか作り得ないシステムであると実感しました。


というと機能を非常に限定しているようにも聞こえるかもしれませんが、機能的には、「あればいいなぁ」という機能はほとんど盛り込まれています。ちょっとした部分まで手が届いています。「お客様を待たせない」「POSのレジで十二分な売上分析を行う。」なんていうポリシーがビシバシ伝わってきました。

一方、安定度という意味ではどうでしょう?95やNTをベースにすること自体、OSそのものの安定度に依存しますが、アプリケーションの構築方法やハードウェアとの相性という部分も大きく影響します。これの解決は、ただひたすらに動作検証するしかないと思います。つまり、あまり論理的ではないですが、安定度はシステムの歴史と比例するのです。その意味で、レイメイさんのBigBangPOSは合格点なのではないかと思います。 レイメイさんは小さな会社(少なくとも僕等よりは大きいです)ですが、非常にオリジナリティのある会社です。
ひさしぶりに、クリエイト能力を感じる会社に出会った気がしました。
沖縄の決して繁華街でもビジネス街でもないようなビルの一室ですが、(失礼)「いたかぁー!こんなところに!!」です。でも、日刊工業主催の第7回流通システム大賞奨励賞を受賞したきっかけで、中央進出されるようなことを聞きました。地元志向の僕等にとってはちょっぴりさびしい気もしますが、多分時代が彼等を中央に呼び寄せているのだと思います。がんばってほしいです!!応援します!!

レイメイさんのホームページ

Posted by smiths at 14:12 | Comments [0] | Trackbacks [0]