1998年05月26日
■ ビッグバンPOS登場
今回はPOSレジのお話です。
販売管理システムを中心とする仕事が多い僕等にとって、小売業のPOSに関しては、大メーカーさんを相手にシノゴノするのも嫌だし面倒なので、基本的には「静観スタイル」を取っておりました。当然データベースとのインターフェイスはつきものなので、その部分だけ作りこむようなことはやっていましたけど。
さて、そのPOSについても最近は専用POSからパソコンPOSへシフトしているようで、各社とも95やNTをベースにしたものが製品化されています。でも、僕等の印象と経験値からすれば、95やNTをベースにして、「落ちない速いPOSシステム」って多分、怪しい...きっとセールストーク先行型で、実際に導入したユーザの混乱が目に映るような気がしています。正直いって。ましてや発売直後とか完成したばっかりというようなものは、絶対信用できないぞー!と。
先日、アイオニクス沖縄さんのご紹介で、沖縄にあるレイメイコンピュータさんというところにお伺いして、比嘉社長とお話し、レイメイさんが作成した「BigBangPOS」というもののデモをみせてもらいました。このPOSレジは、95ベースのジュニア版とNTベースの本格版がありますが、基本的には同じです。ジュニアのほうが完全なパッケージという区別なのだと思います。
さて、そのシステムですが、数万件のデータをもとにしたデモでしたけど、「か、か、軽いーーーー...」VB・ORACLEベースのシステムを沢山やっている僕等にとってこのレスポンスは、「ちょっとにわかには信じられず...」という感じでした。フロントはVBやC++ではなくデルファイ!だそうですが、データベースは通常のRDBです。(Oracle・SybaseSQL Anywhere(渋い!)・Interbaseが対応RDBです。)いくらデルファイを使ってもここまで違うかなぁ??という感じなので、
やはりファイル構造からして、レイメイさんのノウハウがこめられているに違いありません。というか、一番大きなポイントは、システムそのものが完璧なユーザの視点で作られていることです。つまり、現場担当者の本当の業務・動きの中で必要なオペレーションをトレースし、待ちのストレスがたまらないように作られているのです。これは多大なる経験の上にしか作り得ないシステムであると実感しました。
というと機能を非常に限定しているようにも聞こえるかもしれませんが、機能的には、「あればいいなぁ」という機能はほとんど盛り込まれています。ちょっとした部分まで手が届いています。「お客様を待たせない」「POSのレジで十二分な売上分析を行う。」なんていうポリシーがビシバシ伝わってきました。
一方、安定度という意味ではどうでしょう?95やNTをベースにすること自体、OSそのものの安定度に依存しますが、アプリケーションの構築方法やハードウェアとの相性という部分も大きく影響します。これの解決は、ただひたすらに動作検証するしかないと思います。つまり、あまり論理的ではないですが、安定度はシステムの歴史と比例するのです。その意味で、レイメイさんのBigBangPOSは合格点なのではないかと思います。 レイメイさんは小さな会社(少なくとも僕等よりは大きいです)ですが、非常にオリジナリティのある会社です。
ひさしぶりに、クリエイト能力を感じる会社に出会った気がしました。
沖縄の決して繁華街でもビジネス街でもないようなビルの一室ですが、(失礼)「いたかぁー!こんなところに!!」です。でも、日刊工業主催の第7回流通システム大賞奨励賞を受賞したきっかけで、中央進出されるようなことを聞きました。地元志向の僕等にとってはちょっぴりさびしい気もしますが、多分時代が彼等を中央に呼び寄せているのだと思います。がんばってほしいです!!応援します!!
レイメイさんのホームページ
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