（セグメント別の状況）

冨田：次はセグメント別の状況ですね。当社のセキュアクラウド事業とエモーショナル事業の2本柱ということで記載しておりまして、主力は上のセキュアクラウドシステム事業ということになります。

この第2クォーターの実績は、まず1番上、新規に獲得いたしました地場の大手企業のシステム基盤の構築によるパフォーマンス大幅改善成功事例ということで書かせて頂いてます。

上場後、地場大手の顧客を獲得するというのは、一つの大きなミッションでございましたので、まずは滑り出し上手くいったかな、と思います。特に書かせて頂いているお客様に関しては、目に見える改善効果というのが出た実績が作れた、ということで、事例を公開できるような話が今進んでおりますので、時期がきたらみなさんに見て頂けるんじゃないかと思います。

僕らはアプリケーションではなくて、システム基盤の方を改善する仕事をさせて頂いて。それによって、今までやってたことが1日早くなったんですよ。一晩かかってた処理がなしに。

松本：お客様の方も、生産性が向上するということですね、当然。

冨田：その目的だったんですけど、それが非常に上手くいった事例でございまして、一晩儲けちゃう感じになると、お客様の方の仕事の生産性は思った以上に向上するんですね。決裁が1日早くなる、みたいなことができる訳ですから、これはITを使った非常に有効な投資になったのではないかと思います。お客様からも、「よくやってくれた。」と言葉を頂けております。

松本：こうした取引っていうのは上場の効果っていうのもある程度はあるんでしょうか？

冨田：営業を開始したのは上場の前からですので、更に、という感じですね。まぁよかったね、という風な感じになりました。これが一つ大きなことで、次は、優良SaaS企業のクラウド基盤の拡張。これは以前から引き続き、大手のSaaSのお客様がいらっしゃいます。どんどん、どんどん、基盤を拡張するのはまだまだ止まらない、というような状況です。

最近のバズワード、テレワークですね。これも2Qの中では福岡のとある市役所のテレワークの環境構築をしたという実績がございます。

で、2Qの売り上げがセキュアクラウドシステム事業だけで、11億6千9百万ある、と。そして、セグメント損益が2億5千万、前年同期比の約50％増というようなことですので、非常に好調な状況と。

松本：こういった好事例、今、挙げて頂きましたんですけど。こういった事例っていうのは、継続してやはり繋がっていく、ということで考えてよろしいんでしょうか？

冨田：うちの特徴の一つが、お客様が逃げない、逃がさないと言いますか、一旦入ってしまうと、それが長いお付き合いになる。要するに、顧客がどんどん階段状に積みあがっていくというのが結果として出ていますので、こうやって獲得して高評価を頂ければ、あとは他に浮気することなく、次の投資、次の投資、というような形で長いお付き合いでやっていけるのではないか、と思います。

松本：これはいい話を(笑)

冨田：そうですね。こちらの方はほんとあまり言うことはないだろう、というような状況です。