2020年9月期 第2四半期決算説明動画
書き起こし Q&A
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冨田:それから、もう一つ、ツノイさんからは、シトリックスパートナー、僕ら最上位ということで、シトリックスのホームページではリストが載ってますけど、その中を見ると他が大手ばっかりなんですよ。なぜか僕らが1番上にいる、これに対する素朴な疑問はみなさん持たれていて、そういう大手SIerとの差別化はどうしてるのか?という質問を頂きました。はい、これ尤もだと思います。答えとしては、大手SIerと顧客層が被らないんですよ。なので、あんまり喧嘩の状態になってないのです。大手のSIerの顧客ターゲットっていうのはやはり大企業なんですね。だから僕らが主力にしている中堅企業、若干小さいとこまでも含めたところの中堅企業といったところには、あまりそういう会社さんは直接やられないというところで、実はあまり競合なしで受注ができる、という環境にあります。逆に大手のお客様に関して言うと、リストに載ってる大手のSIerからうちが仕事を受ける、という。
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松本:いい関係ですね(笑)
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冨田:そうですね。そういう関係にシトリックスに関してはありますので、全方位的にやれてる、というところですね。逆に大手のお客様を僕らがプライムでやるにはちょっと体力的にも大変なこともありますので、そういうところは大手のパートナーが仕切って頂いて、ここをPBさんやってよ、という風な話で仕事を受ける方が僕らとしてもやりやすいですし、そういう環境の中で大規模のシステムの設計や構築に関わって進んでいくという実績がありますので、特にシトリックスあたりは上手いことやってるなぁ、というような認識をして頂ければいいかなと思います。
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(エイチエムさんからのご質問)
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それから、またエイチエムさんから、オラクルどうなの?という質問が来ました。今回のオラクルとの協業はオラクルクラウド利用推進に参入するという意味ですが、オラクルクラウドってまだやられてる企業がほとんどいませんので、オラクルクラウドとAmazonと競合するとか、Azureとどうなのか、っていうことよりも、オラクルからの紹介であったりとか、オラクルと協業するというような案件が今発生しているという状況ですので、当社としては純粋に、顧客の幅が広がっているというような効果が出ています。
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(キノコさんからのご質問)
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それからキノコさんからですね。セキュアクラウドシステム事業では、システム導入した後の保守サポートも御社が請け負っておられるのでしょうか?と。保守サポートによる売り上げの比率はどれぐらいありますか?というご質問がありました。実は、はい、あんまり表立って表現できてないんですけど、導入したシステムに関しては保守契約を必ず行おうという形になっておりまして、金額的には大きくはないんですけど、計算すると全社売上の約10%まではちょっと足らないくらいですね。実は売上がございます。例えば、売上20億だとすると、大体2億に少しいかないぐらい、それぐらいは保守の売上っていうのが継続してあがっているということですので、受注型とはいえ、その分くらいはストック型の売上というところで、安定収入という形に実はなっています。
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それに加えて、キノコさん、自分のところでシトリックス使ってらっしゃるというお話で、御社はシトリックスの保守サポートだけやりませんか、と、自分のとこが作ってない保守をやることはできませんか?と言われましたが、はい、もちろんできるんですよ。そういえば、これいいアイデアだな、と。こんな風に打ち出してなかった、でもやってるんですよね、実際は。そういう人の作った環境をもう1回再構築したり、アセスメントして保守をする、ということは、少なからずやってるということもありましたので、良いアイデアを頂いたということで、改めて、それが分かりやすいようなサービス化をやっていきたいな、というように思います。本当にありがとうございます。
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(ニシムラさんからのご質問)
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それからニシムラさんからですね、セキュアクラウドシステムに関して5Gの話を頂きました。5Gが普及していくにつれて、セキュアクラウド事業では具体的にどのような場面で御社のニーズが高まるのか、いうご質問でした。我々のテレワークの環境っていうのは、実は狭い帯域では快適に動くというのが特徴なんです。なので5G、一見すると関係ないじゃないかな、というようにも捉えられる気もするんですけど、実はそうでもなくて。通信の帯域が広くなれば、更に快適になる訳です。僕らがやってるシトリックスのシステムの中では、テレビ会議みたいな動画系のシステムはシステムの構造上あまり得意ではない分野ではあるのですが、そういう部分も非常に快適に、より快適になる、というメリットが実はあります。そうなってくると、基幹システムだけではなくて、もう全てのアプリケーション、全部シトリックスで動かす、と。もう完結してしまうという効果もありまして、その世界になってくると、今普通に使ってるスマホとかタブレットが、どこでも使えますよね。それと同じような形で、ノート型のシンクライアントというものが、これを機に普及してくる可能性はすごくあるな、と思います。そういうものを使うためには、必ずシステムを仮想化する、という我々の仕事が必要になってきますので、実は5Gもセキュアクラウドシステム事業にとってポジティブな影響を与えるということになるかと、思います。
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(マヌルネコさんからのご質問)
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続いて、マヌルネコさん と もんぶらんこさん のお2人から、先日発表したアセンテック社との業務提携について、というご質問を頂きました。アセンテックさんとの協業は、まずはアセンテックさんが三菱UFJグループに大量導入されたResalio Lynxというシンクライアントがございます。そのシステム、それからリモートPCアレイという、これも優れたシステムをお持ちでございますので、まずこれらのアセンテックさんの製品の拡販に我々が本格的に力を入れる、というところからスタートしたいと考えています。
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さきほど、5Gのとこで話しました、ノート型シンクライアントですね。これもアセンテックさん良いものをお持ちでございますので、これらも我々として拡販を強めていきたいなと思います。同じベクトルを持った会社さんですので、今後新たに必要となるサービス、あるいは製品、そういうのも出てくると思います。もう日進月歩の世界ですので、そういうものを協力しながら共同で開発、それから拡販するという流れになると思ってます。
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松本:社長、しかし専門的な質問がものすごく多いですね。投資家の方、株主の方から。
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冨田:そうですね。無茶苦茶勉強されてるんですよ。うちの株主さんはですね。
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松本:素晴らしいですね。
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冨田:僕なんかは、株買う時、気分でしか買わなかったですけど、もうほんとそんなレベルじゃないです。
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松本:会社と株主の方と、両方成長されてるような。
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冨田:そうなんですよ。だから色んなヒントを逆に、株主さんから頂いている訳ですよ。
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松本:そうですね、それだけ専門的な質問をもらうとやっぱり。それにまた社長がきちんと答えられるというのは、なかなか他社では見たことないのかな、と今思ってるとこなんですけどですね。
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冨田:この人社員か??という感じの質問とか、問い合わせとかが来たりしますね。
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松本:今まさにそう思ってました、私。
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冨田:そんなんならうちに入ればいいのに、というぐらいの、実は株主さんもいらっしゃって、本当にありがたいですね。